空襲犠牲者の墓の前で手を合わせる参列者ら。奥は松尾義康住職=大聖寺
空襲犠牲者の墓の前で手を合わせる参列者ら。奥は松尾義康住職=大聖寺

 太平洋戦争中、明石での空襲で最も多い犠牲者が出たとされる6月9日を前に、明石市上ノ丸1の大聖寺で2日、八十回忌の慰霊祭が営まれた。8月には戦後79年を迎えるが、世界では今も戦火が絶えない。住職の松尾義康さん(71)は世界が平和になることを願って戦争の苦しみを語り継ぎ、慰霊祭を続ける。(森 信弘)