林神社の境内で牧野満徳さん(中央)の話を聞く参加者ら=明石市宮の上
林神社の境内で牧野満徳さん(中央)の話を聞く参加者ら=明石市宮の上

 太平洋戦争の際、明石市内の空襲で最も多くの人が亡くなった1945年6月9日。600人以上が犠牲になったことを忘れず、今の平和を未来へ引き継ごうという行事が8日、明石市内で開かれた。

 戦跡を歩いて体験者の話を聞く「あかし戦跡めぐり」には、市民ら約60人が参加した。関西で最初の本格的な空襲が行われた「川崎航空機明石工場」があった川崎重工業明石工場の周辺を歩き、空襲の恐怖や悲しみに思いをはせた。

 平和活動に取り組む「ピースネット明石」の主催。2019年まで行われ、市内の戦跡を訪ね歩いた「ピースウォーク」から数えて通算14回目になる。