人工呼吸器による呼吸管理やたん吸引などの日常的な処置が必要な医療的ケア児(医ケア児)とその家族の支援のあり方について意見を交わす明石市の協議会が13日、市立市民会館で開かれた。行政や医療、福祉など各分野の関係者が現状や課題を報告。市が昨年実施した保護者へのアンケート結果からは、福祉サービスの利用、移動や外出などで困り事が多い実態が明らかになった。(谷川直生)
■保護者アンケートも報告 看護師不足など実態明らかに
医学の進歩を背景に新生児救命率が上昇し、近年、医ケア児が増加。国の推計では全国に約2万人おり、県医療的ケア児支援センターによると県内でも約800人が暮らしている。協議会は当事者と家族らが、住み慣れた地域で適切な支援を受けながら暮らし続けられることを目指し、市が初めて主催した。
























