ぶつかり稽古で胸を出す大の里(左)。相撲を取る稽古を再開した=茨城県阿見町の二所ノ関部屋
 ぶつかり稽古で胸を出す大の里(左)。相撲を取る稽古を再開した=茨城県阿見町の二所ノ関部屋

 大相撲の横綱大の里が30日、茨城県阿見町の二所ノ関部屋で年内最後の稽古を行い、三段目力士と10番取って全勝だった。相撲を取るのは、11月の九州場所千秋楽を左肩痛で休場して以降初めて。初場所(来年1月11日初日・両国国技館)での再起へ向け「初日に間に合う準備をしていきたい」と意欲を示した。

 得意の左おっつけを始め、巻き替えやはず押しなど左腕でさまざまな動きを試した。タブレット端末で稽古の映像を確認する姿もあり「長く実戦をやっていなかった。恐怖をなくさないと駄目なので」と狙いを語った。

 年明けは1月2日に始動する予定で、5日には横綱審議委員会による稽古総見が控えている。