ソフトボールの投球を披露する坂口智隆さん=千葉県内(提供)
ソフトボールの投球を披露する坂口智隆さん=千葉県内(提供)

 プロ野球のオリックス、ヤクルトなどで活躍した坂口智隆さん(40)=明石市出身=が、ソフトボールの普及などを目的に、実業団の元女子選手らと「TEAM YARU YARA(チームやる やら)」を結成した。全国各地で試合やイベントを開催し、野球ファンも巻き込んだPRを構想。3月には大阪府泉南市で初のイベントを開く。(伊丹昭史)

 坂口さんは神戸国際大付属高からドラフト1巡目で近鉄(現オリックス)に入団。プロ20年間で最多安打などに輝き、通算1500安打も達成して、2022年にユニホームを脱いだ。

 ソフトボールとの関わりは翌23年、メディアの企画で、尼崎市に拠点を置く実業団女子・シオノギの選手と初めてプレーしたことがきっかけ。野球よりグラウンドが小さいために感じる投球の体感速度や試合のスピード感、そして選手らのレベルの高さなどが「衝撃的で、はまっていった」。