2023年まで活躍した最後の明石型生船「第拾壱盛漁丸」=大分県佐伯市(生船研究会提供)
2023年まで活躍した最後の明石型生船「第拾壱盛漁丸」=大分県佐伯市(生船研究会提供)

 明治から昭和にかけて活躍した活魚運搬船「明石型生船(なません)」に関する歴史・造船資料一式が、日本船舶海洋工学会の「ふね遺産」に認定された。発祥地の明石で発動機産業の発展にも寄与した同船は、2023年に最後の一隻が引退。その歴史を伝える取り組みを続ける「生船研究会」の金井清さん(74)は「今までいろいろな方の協力で研究ができた。価値が認められてうれしい」と喜ぶ。(赤松沙和)