はせなかりえさん(右)の指導を受け、練習に励む出演者ら=明石市本町1
はせなかりえさん(右)の指導を受け、練習に励む出演者ら=明石市本町1

 子どもたちが出演する市民参加型の公演「あかしDEミュージカル」が25日、明石市立市民会館(同市中崎1)である。今年の演目は、ドイツの劇作家ブレヒトの名作「セチュアンの善人」が原作の「ガラクタ横町の天使」。困難な状況に直面した主人公の少女らが、善人として生きることの難しさや葛藤を描く。(新田欧介)

■学生ら本番に向け練習中

 小劇場「町劇Akashi」(同市本町1)と明石文化国際創生財団が主催し、今回で9回目。同劇場を拠点とする「劇団ソラシード」の俳優はせなかりえさんらが、演技や歌を指導している。

 今回の作品は、主人公の少女が、善人を探し出すために町に降り立った神様たちから得た大金で雑貨店を開くことから始まる物語。主演の小学6年生~大学生13人に加え、同劇場を拠点に活動するシニア劇団「グランドジェネレーション」のメンバーら約15人がサポートスタッフとして公演を支える。

 出演者らは土日祝に稽古を重ねてきた。今月4日には、せりふや立ち位置、小道具の移動やダンスの振り付けなどを確認した。小学4年から毎年参加し、今回は語りを担当する大阪市の専門学校生、松本乙葵(いつき)さん(18)は「お客さんに話しかけるシーンでは早口になったり、かんだりしないように何度も練習している」。

 神様の1人を演じる芸術文化観光専門職大(豊岡市)3年の佃美咲さん(21)=明石市出身=は、休日に片道2時間以上かけて稽古に通う。「神様らしい威厳を感じる部分と、ふとした瞬間に出る人間らしい部分をうまく演じ分けたい」と佃さん。「見に来てくれたお客さんが演劇をもっと見たい、やってみたいと思ってもらえるような舞台にしたい」と力を込める。

 午後1時半開演(開場は午後1時)。チケットは一般2千円、高校生以下千円(3歳以下無料)。明石文化国際創生財団、市立市民会館、市立西部市民会館で販売中。同財団TEL078・918・5085