神戸市兵庫区東山町の交差点に生えていた推定樹齢100年超のエノキが昨年8月に伐採され、ベンチに生まれ変わった。今年6月末、兵庫区役所1階の多目的室に設置され、さっそく区民らが腰を下ろしている。(尾仲由莉)
エノキは、東山商店街やマルシン市場に近い交差点の横断歩道に生えていた。地域住民に長く親しまれ、神木のようにしめ縄が巻かれていたが、傷みで倒木の恐れがあるとして市が伐採。住民の要望で、切り株がそのまま残っている。
市は、シンボル的存在だったエノキを地域に還元しようと、長さ約1・8メートルの丸太のベンチを製作。幹の曲線や木目、手触りなどを生かし、多くの住民の目に触れる場所として区役所に置くことにした。
そばの壁には、エノキの歴史を紹介する写真付きのパネルも設置され、「神木のイメージがあるので、座るのはおこがましい気がする」と苦笑する区民も。兵庫区御崎本町に住む主婦(67)は再利用に賛成だそうで、「つるつるになるくらい使い込まれるといいな」と話す。























