樽みこしを担いで貫通を祝う作業員ら=洲本市、洲本バイパス
樽みこしを担いで貫通を祝う作業員ら=洲本市、洲本バイパス

 国道28号の洲本市炬口(たけのくち)、同市納の神戸淡路鳴門自動車道洲本インターチェンジ(IC)間で国が整備を進めている「洲本バイパス」のトンネルが、3年4カ月を費やしてようやく貫通した。全長963メートルと淡路島では最も長く、名称は「潮(うしお)トンネル」に決定。当初予定から約2年遅れの貫通となったが、関係者らは無事故で迎えた節目を喜んだ。(古田真央子)

 洲本バイパスは1989年に着工。洲本ICへのアクセスを良くし、災害時などの活用を目指す。

 最大の難所とされたトンネルの工事は20年に始まった。しかし、振動対策などが課題となり、足踏みが続いた。課題を解決しながら慎重に掘削を続け、今月18日、ついに貫通を迎えた。