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 地域経済の活性化に向け、西脇市高松町で新たな産業用地の整備が官民一体で進められている。国道175号に接する利便性の高さを武器に企業誘致を図る。市は地元住民の意向を背に県との調整を重ねており、本年度中の地区計画決定と、2027年度の造成工事完了を目指す。市の担当者は「法規制の課題はあるが、民間の活力を生かした開発を進めていきたい」としている。(伊田雄馬)

 高松町は市南部に位置し、中国自動車道の滝野社インターチェンジから北へ約4キロ。国道175号線に近接し、市内でも特に交通アクセスが良い。

 計画区域は約10ヘクタールの山林。開発が厳しく制限される市街化調整区域にあり、宅地化により約5ヘクタールの産業用地に生まれ変わるという。