洲本市のふるさと納税基準違反問題を調べるため、市議会に設けられた地方自治法第100条に基づく調査特別委員会(百条委、木戸隆一郎委員長)に25、26日、ふるさと納税を担当していた男性元課長(54)=退職=が初めて証人として出席する。元課長は問題の中心人物とされていることから市民の関心は高く、市議会は多くの傍聴希望者が詰めかけると想定。両日は傍聴者を抽選で絞るなど、かつてない異例の態勢で臨む。(荻野俊太郎)
洲本市はふるさと納税返礼品の基準に違反し、2022年5月、国から制度参加を取り消された。
市は、ふるさと納税担当だった市魅力創生課の元課長について、ふるさと納税返礼品の「洲本温泉利用券」に基準を上回る額の「おまけ」を付け高額な経費を生じさせるなど、非違行為や不適切な公金管理を繰り返したと判断。23年3月、停職6カ月の懲戒処分にした。元課長は同31日付で自主退職した。

























