南あわじ市の女性農家の活動や交流を盛り上げる「農業女子アワード」が初めて開かれた。3人が取り組みを発表し、野菜をマルシェなどで販売するグループ「ふぃーるど」の大北かよ子さん(46)が初代グランプリに選ばれた。南淡路農業改良普及センターと南あわじ市が主催。7月31日に南あわじ市八木養宜上の淡路農業技術センターで開き、市内の農家ら約60人が参加した。当日は大北さんのほか、女性酪農家でつくるグループ「ミルククラブ」代表の栗林真弓さん(60)、ブルーベリー栽培などを手がける「あわじ増田ファーム」(南あわじ市八木入田)の古賀野有希子さん(48)が登壇した。3人の取り組みを紹介する。(劉 楓音)
■グランプリ「ふぃーるど」大北かよ子さん 多品目栽培や勉強会実施
女性農家グループ「ふぃーるど」の大北かよ子代表は、多品目栽培や勉強会の立ち上げなど幅広く活動している。
グループの結成は2016年度。現在は南あわじ市内の農家4人が所属する。
メンバーはそれぞれタマネギやレタス、キャベツの栽培といった「本業」の傍ら分担してオークレタスやサツマイモ、芽キャベツ、カリフラワーなどを育て、それらを直売所やマルシェで販売する。