野焼きで描かれた親子の馬。大きさは約10メートルと5メートルだ=洲本市五色町都志大日
野焼きで描かれた親子の馬。大きさは約10メートルと5メートルだ=洲本市五色町都志大日

 来年のえとは「午(うま)」。兵庫県の淡路島内では新しい年に向け、ユニークな形で描かれた馬の絵がお目見えした。

 同県洲本市五色町都志大日、平山茂樹さん(72)の農地には、馬の「野焼きアート」が現れた。

 平山さんの妻・政子さん(69)が4年前、棚田ののり面で始めると、近くの保護馬交流牧場「シェアホースアイランド」を利用する人の目に留まり、人気のスポットとなった。

 今年は、牧場を運営する山下勉さん(46)一家と友人らも参加し、27日に作業。わらや枯れ草を並べて火を付けると、約30分後には、勢いよく駆ける親子の馬が斜面に描き出された。

 山下さんは来年、牧場を近くの鳥飼地区に移すといい、「環境を充実させて、人と馬の新たな交流拠点にしたい」と笑顔で話した。(内田世紀)