同居する母親に暴行を加えて死亡させたとして、兵庫県警捜査1課と美方署は24日、傷害致死の疑いで、同県香美町、漁師の男(34)=傷害罪で起訴=を逮捕した。県警の調べに「母に暴力を振るって死なせたことに間違いない」と容疑を認めているという。
逮捕容疑は8月1日午後7~11時ごろ、自宅で母親(61)の頭部を踏みつけたり、髪の毛をつかんで揺さぶったりして死亡させた疑い。
捜査1課によると、2日朝、母親の夫から「妻が息をしていない」などと同署に通報があった。母親は2階の寝室でうつぶせの状態で見つかり、死因は脳幹損傷などという。
男は90代の祖母の介護を巡り母親とトラブルになっていたといい、県警は日常的に暴力を振るっていた疑いもあるとみて詳しく調べる。
県警は8月3日、同居する弟に対する傷害容疑で男を逮捕し、神戸地検豊岡支部が傷害罪で起訴していた。