兵庫県警捜査3課と垂水署などは14日、窃盗未遂と邸宅侵入の疑いで、いずれも住所不定で無職の28歳男2人を逮捕した。被害のあった空き家の塀から10センチ四方の石が見つかり、県警は住民の不在を確かめるマーキング(目印)の可能性もあるとみている。
逮捕容疑は、2人は共謀して5月20日夕、同県西宮市内の空き家に侵入するなどした疑い。2人はそれぞれ「黙秘します」「言いたくない」と話しているという。
2人は神戸市垂水区の空き家の民家に侵入した容疑で5月に逮捕され、同市東灘区の空き家敷地内に入った疑いでも6月に逮捕されていた。うち東灘区の事件では、邸宅侵入と器物損壊の罪で神戸地検が起訴した。
県警捜査3課によると、垂水区では1月から、60軒以上の民家の門扉や塀の上などで置き石が見つかっていた。県警は防犯カメラ映像の捜査などで、2人が乗る車を置き石のあった民家周辺で確認しており、関連を調べている。