安青錦(奥)を寄り切りで破る大の里=21日、福岡国際センター
 安青錦(奥)を寄り切りで破る大の里=21日、福岡国際センター

 大相撲の東横綱大の里(25)=本名中村泰輝、石川県出身、二所ノ関部屋=が九州場所千秋楽の23日、休場した。左肩痛とみられる。14日目を終えて11勝3敗で優勝争いの首位に並んでいた。関脇安青錦と同じく3敗で首位の横綱豊昇龍は不戦勝。安青錦が大関琴桜に敗れた時点で、相撲を取らずに5場所ぶり3度目の優勝が決まるという極めて異例の展開となる。

 横綱同士の結びの一番が休場でなくなるのも、異例の事態となった。

 関係者によると、大の里は13日目に安青錦を下した一番で負傷したという。休場は2023年夏場所の初土俵以来初めて。今場所は2場所連続優勝が懸かっていた。