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立会人の青野照市九段(左)に封じ手を渡す藤井聡太王位。左から2人目は豊島将之九段=5日午後、静岡県牧之原市、平田寺
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立会人の青野照市九段(左)に封じ手を渡す藤井聡太王位。左から2人目は豊島将之九段=5日午後、静岡県牧之原市、平田寺

 将棋の藤井聡太王位(20)=竜王、叡王、王将、棋聖=に豊島将之九段(32)=兵庫県尼崎市=が挑んでいる「お~いお茶杯第63期王位戦7番勝負」(神戸新聞社主催、伊藤園特別協賛)の第5局が5日午前9時から静岡県牧之原市の平田寺で指され、午後6時、後手番の藤井が60手目を封じて1日目を終えた。

 藤井の3勝1敗で迎えた本局は、5局連続で角換わりの戦型になった。豊島が4五歩(39手目)と仕掛けた後、藤井は5五歩(46手目)と反発。ここで豊島は銀をぶつける激しい変化を見送り、6七銀(47手目)と引いてから、8八玉(51手目)と守りを固めた。対する藤井は5三金(52手目)とバランス重視の構えで対抗した。

 豊島は3五歩(53手目)と再度の仕掛けを決行。さらに5五歩(59手目)と天王山を押さえた局面で藤井が長考し、次の手を封じた。立会人の青野照市九段(69)は「豊島九段は玉の堅さを生かして攻めたいが、糸口を見いだせるか。藤井王位は手厚く押さえ込む方針で、難解な中盤戦が続いている」と解説した。

 持ち時間各8時間のうち、1日目の消費時間は豊島3時間21分、藤井4時間8分。2日目の6日は午前9時に再開し、夜までに決着する見通し。対局の模様は神戸新聞NEXTで中継している。

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