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「30周年記念コンサートは、とにかく楽しんでもらえれば」と宮本慶子=神戸新聞社(撮影・藤森恵一郎)
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「30周年記念コンサートは、とにかく楽しんでもらえれば」と宮本慶子=神戸新聞社(撮影・藤森恵一郎)

 第一線で活躍する音楽家ら約40人が集う「兵庫県音楽活動推進会議設立30周年記念コンサート」が25日、兵庫県西宮市の県立芸術文化センター大ホールで開かれる。歌やマリンバ、和太鼓、ピアノ、クラリネット、バイオリンなどの演奏家が、オペラ曲のメドレーをはじめリベルタンゴ、ボレロなど、名曲や親しみやすい曲を披露する。

 同会議は1992年、音楽文化の発展を目指し、県内在住の作曲家や演奏家らが設立し、現在36人が所属。定期的な演奏会のほか、音楽鑑賞講座、学校での公演などきめこまやかな活動に取り組む。

 今公演は、出演者がそれぞれ選んだ曲を届ける。椿姫(つばきひめ)やラ・ボエームなどのオペラ名曲メドレーは、いずれもオペラで主演を多く務めたソプラノ並河寿美(ひさみ)やテノール松本薫平(くんぺい)らが歌う。いずれもピアノの坂本恵子や崎谷明弘らは、リレー連弾「『ウィリアム・テル』序曲より」などを奏でる。和太鼓の松村公彦は、同会議代表でマリンバの宮本慶子らと「マリンバと和太鼓の為(ため)の『鳳』」を演奏。全員出演のボレロで締めくくる。

 設立メンバーの一人、宮本代表は、95年の阪神・淡路大震災後に開いたコンサートで、舞台も客席も涙と感動があふれたことが忘れられないという。東日本大震災時は、メンバーが音楽を被災地に届けたり、募金を集めたりするなど、奔走した。

 「災害時、音楽なんてもってのほかといわれてきたが、次第にそれが生きるエネルギーになると、認識されてきた。今回はコロナに負けないという意気込みで、演奏する。みなさん、会場で元気をもらってください」と話している。

 午後4時開演。一般3500円、25歳以下2千円。芸術文化センターチケットオフィスTEL0798・68・0255

(網 麻子)

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