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ウクライナの平和を願って新曲を配信したBOROさん=神戸市中央区東川崎町1
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ウクライナの平和を願って新曲を配信したBOROさん=神戸市中央区東川崎町1

 兵庫県伊丹市出身で、名曲「大阪で生まれた女」などを歌う歌手のBOROさん(68)=神戸市北区=が、ロシアの侵攻を受けているウクライナの平和を願い、2曲をリリースした。うち一つは、コメディアンの存在を通して戦争の愚かさを象徴的に表現した歌で「戦争からは悲しみや憎しみしか生まれない。笑いを通して平和を取り戻してほしい」という希望を歌詞に乗せた。(久保田麻依子)

 BOROさんは2020年にデビュー40周年を迎え、「ロックの年」と位置付ける69歳に向け、精力的に楽曲づくりに取り組んでいる。

 今年3月に始まったウクライナ侵攻のニュースに触れるたび、戦争への憎しみを歌に残さなければとの思いに駆られた。

 ウクライナのゼレンスキー大統領が元コメディアンであることから、創作の際に思い浮かんだのが、ドイツの独裁者ヒトラー(1889年4月20日生まれ)と英国の喜劇王チャップリン(同年4月16日生まれ)だ。「生まれは4日しか変わらないという2人が、一方は世界中から憎まれ、一方は今も愛される存在として語り継がれるようになった」とし、コメディアンに光を当てて作り上げた。

 ♪コメディアン さあ 出番の時が来たんだ

 コメディアン さあ 塞(ふさ)いだ街に笑いを

 コメディアンがいなければ 夢も希望も生まれない

(中略)

 悲しみ消し去る名人さ コメディアン

 大統領より偉いのさ コメディアン

 BOROさんは「リズミカルな曲調を意識したが、逆に悲しさが際立った。笑いは世界を幸せにするんだ、というメッセージを伝えたい」と話す。

 もう1曲は「兵士のラブレター」。戦地から届いた手紙から、愛する人を失う悲しみを表現する反戦歌に仕上げた。

 BOROさんは「歌の力が届いて、一日も早く戦争が終わるように願い続けている」と力を込めた。

 2曲はiTunes(アイチューンズ)やアマゾンミュージックなどで配信している。

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