いずれも日本を代表する音楽家で、オペラ歌手の森麻季（ソプラノ）と横山幸雄（ピアノ）の名曲コンサートが１１月５日に赤穂化成ハーモニーホール（兵庫県赤穂市）で、翌６日に丹波篠山市立田園交響ホール（同県丹波篠山市）である。

　森は東京芸術大学大学院独唱専攻を修了後、文化庁オペラ研修所を経て、ミラノとミュンヘンに留学。数々の世界的なオペラコンクールで上位入賞を果たした。アメリカでも活躍し、透明感のある歌声で知られる。

　横山はショパン国際ピアノコンクールで日本人最年少入賞した世界的ピアニスト。２０１９年、３日間かけてショパン全２４０曲の演奏会を成功させた。松方ホール音楽賞の審査員も務める。

　演奏曲は、グノー「宝石の歌」（歌劇「ファウスト」より）▽ショパン「英雄ポロネーズ」▽久石譲「Ｓｔａｎｄ　Ａｌｏｎｅ」（ＮＨＫスペシャルドラマ「坂の上の雲」より）－などを予定する。

　コンサートについて森は「歴史の息吹を感じる街で、歌えることをとても楽しみにしています」、横山は「森さんとともに兵庫の聴衆の皆さんに素晴らしい時間をお届けしたい」とコメントしている。

　５日は午後２時、６日は同３時開演。いずれも一般２千円、高校生以下千円（チケット販売は兵庫県内在住者限定、宝くじの助成による特別料金）。ハーモニーホールＴＥＬ０７９１・４３・５１４４、田園交響ホールＴＥＬ０７９・５５２・３６００

（金井恒幸）