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宝塚星組新人公演で主役を演じた天飛華音(右)と藍羽ひより=宝塚大劇場
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宝塚星組新人公演で主役を演じた天飛華音(右)と藍羽ひより=宝塚大劇場
宝塚星組新人公演で主役を演じた天飛華音(右)と藍羽ひより=宝塚大劇場
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宝塚星組新人公演で主役を演じた天飛華音(右)と藍羽ひより=宝塚大劇場

 宝塚歌劇星組「ディミトリ~曙光(しょこう)に散る、紫の花~」の新人公演が29日、兵庫県宝塚市栄町1、宝塚大劇場で開かれた。新人公演出演は今回が最後となる入団7年目、天飛華音(あまと・かのん)が3度目の主演を、ヒロインには入団2年目の藍羽(あいは)ひよりが抜てきされた。

 異国から人質としてジョージアに来たディミトリ(天飛)と王女ルスダン(藍羽)の愛を軸にした物語。国政か、愛する人か、悩み、葛藤する姿を、2人は重厚な演技で見せた。

 「いろいろな思いがわき上がったが、落ち着いて臨めた」と天飛。3度目ということをかなり意識したといい、「これまで2回は自分のことで精いっぱいだったが、今回はお客さまとの空間を楽しみながら演じられた」と振り返った。本役の星組トップスター、礼真琴(れい・まこと)からは「その命をかけて頑張れ」とのメッセージをもらい、衣装早変わりの部屋に貼って着替えの度に心に刻んだそう。

 藍羽は「この役に決まった時は、不安や焦りなどさまざまな感情が駆け巡ったが、上級生の方々に支えていただき、感謝の気持ちでいっぱいです」と終演後、ホッとした表情を見せた。本役の舞空瞳(まいそら・ひとみ)からは「ドキドキすると思うけど頑張ってね」と書いてもらった。「楽屋に飾ってメイクしながら勇気づけられた。『今日はルスダンになりきろう』と思えた」と感謝を表した。

 敵国の帝王ジャラルッディーン(本役・瀬央=せお=ゆりあ)は2019年入団の第105期生、大希颯(たいき・はやて)、ジョージア副宰相アヴァク(本役・暁千星=あかつき・ちせい)は大希と同期の稀惺(きしょう)かずとが担当した。

 東京宝塚劇場の新人公演は2023年1月19日。

(片岡達美)

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