囲碁の関航太郎天元（２１）に伊田篤史九段（２８）が挑む第４８期天元戦５番勝負（神戸新聞社主催）の第４局は１日正午、昼休みに入った。淡路島は「御食国」と呼ばれてきた食材の宝庫だ。対局場となった兵庫県洲本市のホテルニューアワジでは、両棋士が地場産品を生かした昼食を取り、午後の激戦に備えて英気を養った。

　関天元は「肉そば」と「お造り」を注文した。ホテルニューアワジが自社で一頭買いした淡路牛をぜいたくに使った棋士向けの特別メニューで、島内産タマネギの甘さが食欲をそそる。お造りはアワビ、マグロ、伊勢エビなどで、ホウボウとカレイは淡路島産だ。

　伊田九段は「海鮮淡路島ぬーどる」を頼んだ。こちらもタイ、サワラ、エビ、アナゴと島内で水揚げされた海の幸が満載。弾力のある麺も魅力で、秘伝のだしを生かし、おろししょうが風味のつゆを合わせた。こちらは同ホテルのレストランでも提供している。（小林伸哉）

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