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竜王を防衛し、千思万考と揮毫した色紙を示す藤井聡太五冠=4日午前、鹿児島県指宿市
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竜王を防衛し、千思万考と揮毫した色紙を示す藤井聡太五冠=4日午前、鹿児島県指宿市
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 2022年の将棋界は、史上4人目、最年少で五冠になった藤井聡太の活躍や、女性として初めて棋士編入試験を受けた里見香奈の挑戦が注目を集めた。話題が豊富だった1年間を振り返る。(井原尚基)

 年頭を四冠で迎えた藤井は、1月に開幕した王将戦7番勝負で渡辺明に挑戦し、4連勝して王将位を奪取。19歳6カ月で五冠になった。

 藤井はその後、叡王戦で出口若武(明石市出身)、棋聖戦で永瀬拓矢、王位戦で豊島将之(尼崎市)の挑戦を退け、それぞれ防衛に成功。竜王戦でも広瀬章人の挑戦を退け、竜王防衛の最年少記録を更新して五冠を維持した。

 藤井の記録はほかにも。昨年8月の王位戦第5局から今年5月の叡王戦第3局まで、タイトル戦の番勝負で13連勝し、羽生善治が持つ歴代2位の記録に並んだ(1位は大山康晴の17連勝)。また、竜王防衛により、八大タイトルの獲得数を歴代9位の11に伸ばした。

 名人戦は、渡辺明が王座1期の経験を持つ斎藤慎太郎の挑戦を2期連続で退け3連覇。順位戦は藤井が史上2番目に若い19歳7カ月でA級に昇格したことが話題となった。藤井は現在、豊島とともに4勝1敗でトップを走り、谷川浩司(神戸市)が1983年に記録した名人奪取最年少記録(21歳2カ月)の更新をうかがう。その谷川は、資格を得ていた十七世名人を5月に襲位した。

 今期A級順位戦では、佐藤天彦が永瀬拓矢との対局中、マスクを一定時間外していたという理由により反則負けになる出来事もあった。

 一般棋戦は、藤井が将棋日本シリーズ(JT杯)で初優勝。豊島はNHK杯で、菅井竜也は朝日杯と銀河戦でそれぞれ初優勝した。

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 女流棋士では、里見が女性で初めて棋士編入試験を受ける資格を得て受験を決意した。新人棋士との5番勝負は0勝3敗となり、女性初の棋士誕生は将来に持ち越された。

 今年は女流8棋戦のうち5棋戦が里見-西山朋佳の戦いになった。西山はマイナビ女子オープンで里見の挑戦を退けて女王を防衛し、5連覇を果たして永世女王の称号を獲得。前期里見に奪われた女流王将位は1期で奪還した。

 一方、西山が昨年初代白玲の座についた白玲戦は、里見が奪取し、里見は自身最多タイの女流六冠になった。里見は女流王位戦、倉敷藤花戦で西山の挑戦を受け、いずれもタイトルを防衛した。

 里見は女流タイトル9回目の挑戦だった伊藤沙恵に女流名人を奪われる一方、加藤桃子から清麗を奪った。里見は現在、女流王座戦で加藤の挑戦を受けており、年末までに決着する。(文中敬称略)

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