神戸在住のバイオリニストのマウロ・イウラート、読売日本交響楽団のコントラバス奏者ジョナサン・ステファニアク、ピアニスト佐野まり子のトリオコンサートが２７日、神戸・三宮の神戸市中央区文化センターで開催される。「ボッテジーニからガーシュイン＆ピアソラへの旅」と題し、ロマン派や現代音楽、ラテン音楽など多彩な曲を演奏する。

　同センター音楽プロデューサーのイウラート＝イタリア・トリノ出身＝が企画。広い音域のコントラバスの温かい音色、時には地響きのような音色を聴いてもらおうと、奏者をゲストに招いた。

　ステファニアクは、ルーズベルト大シカゴ芸術音楽院卒。２００８年に兵庫芸術文化センター管弦楽団（ＰＡＣ）に入団し、１０年から読売日本交響楽団。佐野は東京芸術大卒、ソロでも室内楽でも活躍する。

　ボッテジーニの「グラン・デュオ・コンチェルタンテ」のほか、ガーシュインの「ポーギーとベス」よりセレクション、ピアソラの「キチョ」「リベルタンゴ」などを演奏する。

　イウラートは「ボッテジーニの曲は、超絶技巧で情熱的。ラテンの曲などもあり、楽しく一緒に盛り上がることができれば。仕事帰りなどに気軽に立ち寄ってほしい」と話す。

　午後７時開演。一般２５００円、小中高校生２千円。神戸市民文化振興財団文化センター部ＴＥＬ０７８・３８１・５３３０