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「いつか演劇で一緒にやりたいねと話していた」と鄭義信との舞台に意欲をみせる岸谷五朗=大阪市北区
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「いつか演劇で一緒にやりたいねと話していた」と鄭義信との舞台に意欲をみせる岸谷五朗=大阪市北区
作・演出の鄭義信
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作・演出の鄭義信

 鄭義信(チョンウィシン)(兵庫県姫路市出身)が作・演出を手がける音楽劇「歌うシャイロック」は、シェークスピアの「ベニスの商人」を、ユダヤ人の高利貸・シャイロックの視点から再解釈した作品だ。2月9日からの京都・南座公演で、シャイロックを演じるのは岸谷五朗。全編関西弁でマイノリティーを浮かび上がらせる舞台には「多面的な面白さがあり、シェークスピア劇に親近感が湧く」と見どころを語る。

 2014年にソウルで初演。17年には兵庫県立ピッコロ劇団が神戸で上演し、好評を得た。

 シャイロックは「差別と迫害の中で生きるしかなかった」と岸谷。「開き直りと憤りが生きる力につながっていて、彼を主人公にすることで、その時代の常識の怖さも見えてくる」

 とりわけ「忍耐っちゅうのは、わしらユダヤ人の勲章や」というせりふには、在日コリアンとして生きてきた鄭のバックグラウンドを強く感じるといい、「義信さんでないと書けないし、説得力を持てない」と力を込める。

 関西弁は、10年前にNHK連続テレビ小説で特訓済み。「そのときにはなかった悪い言葉がいっぱい出てきて、とても楽しい」といたずらっぽく笑う。

 鄭が脚本を書いた映画「月はどっちに出ている」で、在日コリアンのタクシー運転手を演じてブレイク。それ以来、30年に及ぶ付き合いだが、舞台で本格的にタッグを組むのは初めて。「自分で『アジアで二番目にしつこい演出家』と言ってる義信さんが、どんなたたずまいで演出をするのか楽しみです」

 21日まで(14日休演)。中村ゆり、岡田義徳、渡部豪太、真琴つばさほか出演。4千~1万3500円。チケットホン松竹TEL0570・000・489

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