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陳允陸さんが描いた山水画「雲山清響」。展覧会では日中の画家による作品が鑑賞できる=植野記念美術館
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陳允陸さんが描いた山水画「雲山清響」。展覧会では日中の画家による作品が鑑賞できる=植野記念美術館

 2022年の日中国交正常化50周年を記念した山水画の展覧会「五岳・霊山展」(神戸新聞社など後援)が、兵庫県丹波市氷上町西中の植野記念美術館で開かれている。急峻(きゅうしゅん)な山々や滝、雲海などが、墨の濃淡などで立体的に描かれた日中の画家による約80点が並ぶ。3月12日まで。

 山水画は中国発祥の東洋絵画の一つで、千年以上の歴史を持つ。日本には鎌倉時代に禅と一緒に伝わり、日本の絵画史にも大きな影響を与えた。

 同展のテーマは山への信仰。江戸時代中期から現代までの画家26人が、道教・仏教の聖地である中国の「五岳」や世界遺産の「黄山」などを描いた作品を展示している。

 同美術館で過去に3度個展を開いた陳允陸(いんりく)さんの新作「雲山清響(うんざんせいきょう)」は、黄山をモチーフにした縦1.8メートル、横3.6メートルの大作。切り立った崖、力強く伸びる松、たゆたう雲が朝日に照らされる様子を描写しており、山間に描かれた12羽の鳥と一緒に飛んでいるような錯覚を抱くほどの迫力がある。

 ほかにも、陳さんが達身寺や高山寺など丹波市の古刹(こさつ)のほか、富士山を描いた作品も展示。日本の画家では、江戸時代後期に活躍した丹波市春日町出身とされる長沢芦洲(ろしゅう)の「富士見図(ふじみず)」、同町出身の足立芦月(ろげつ)の「赤壁舟遊図(せきへきしゅうゆうず)」なども鑑賞できる。

 学芸員の永山宗史さん(27)は「伝統的な手法を用いた山水画に加え、新たな表現に挑戦する現代作家の作品も展示している。描き方や色使いを見比べて楽しんでほしい」と話している。

 午前10時~午後5時。月曜休館。一般500円、大学・高校生300円、小・中学生150円。小学生未満は無料。同美術館TEL0795・82・5945

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