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ブラームスのソナタについて「晩年のいろんな思いが詰まっている」と吉本さん=明石市鳥羽
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ブラームスのソナタについて「晩年のいろんな思いが詰まっている」と吉本さん=明石市鳥羽

 クラリネット奏者の吉本沙矢さん(33)=兵庫県明石市鳥羽=が、神戸のピアニスト山中歩夢さんと協演するコンサート「ドイツ音楽の『響宴』」が3月12日午後3時から、同市東仲ノ町の子午線ホールで開かれる。

 吉本さんは9歳のとき、沢池小学校吹奏楽部でクラリネットを始め、相愛大学(大阪市)の音楽専攻科を終えた。現在プロオーケストラのエキストラのほかソロ、室内楽奏者として活動。自宅でも教室を開く。

 演目は19世紀ドイツの作曲家ブラームスの晩年の作「ピアノとクラリネットのためのソナタ第2番」など。クラリネットの名手ミュールフェルトに出会ったことで創作意欲を取り戻して書かれたとされる。

 吉本さんは第1番を3年前、山中さんと協演している。「あきらめや絶望が覆う1番に対し、2番は幸せや奮起を感じる。例えばピアノの八分音符とクラリネットの三連符が交われずにいる美しさ、そしてようやく一緒になれたときの幸せ」と話す。

 地元での本格的な演奏会は初めて。「明石で信頼するピアニストと披露できることがうれしい」と意気込む。ほかにライネッケ「序奏とアレグロ・アパッショナート」、シューマン「ピアノソナタ第2番」(ピアノソロ)。

 2500円(学生1500円)。自由席、要予約。名前とメールアドレス、電話番号を書き、SIER音楽企画にメール(siermusic5@gmail.com)で申し込む。

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