元フリースタイルスキー・モーグル日本代表で、冬季五輪5大会連続入賞の上村愛子さん(43)=兵庫県伊丹市出身=が、作画を担当した初めての絵本「ゆきゆきだいすき」(小学館)が出版された。地球温暖化で降雪量が減る危機感とともに、雪と触れ合う楽しさや雪の役割を伝え「子どもたちに『雪の語り部』になってほしい」と願う。
伊丹市で生まれ、2歳の時に長野県へ引っ越し、スキーを始めた上村さん。初五輪の1998年長野では7位、その後はソルトレークシティー五輪で6位、トリノ五輪で5位と順位を上げ、バンクーバー五輪とソチ五輪では4位だった。2014年からは伊丹大使を務めている。
絵本作りは、上村さんの夫で元アルペンスキー選手の皆川賢太郎さんが会長を務める一般財団法人「冬季産業再生機構」のプロジェクト。昔から美術が好きだという上村さんは「iPad」でイラストを描いた。
絵本はスキーやそり、雪だるま作りが大好きな「あいこ」が主人公。しかしある年のクリスマス、雪が降らず、「もし これからずっと ゆきがふらなかったら…」と不安になる。
氷の世界に暮らすシロクマやペンギン、山の雪解け水が稲作や野菜栽培に恵みをもたらすことに思いを巡らせるあいこ。「おうちでできることを さがしてみよう!」と呼びかける-。
絵本の後半は、地球温暖化や近年の雪の傾向について説明。北海道や長野県、オーストリアなどの美しい雪景色の写真が掲載されている。
◇
オンラインで取材に応じた上村さんは「世界中のスキー場を巡ってきたが、日本の雪が一番好き。北海道と東北、長野県と新潟県でも雪質は違う。この距離で、雪質の違いが楽しめるのは日本だけ」と話す。
それだけに「雪が降るという当たり前の景色が、見られなくなるかもしれない」と危惧し「子ども世代にも親世代にも、絵本を通じて興味を持ってもらいたい」。
そして「日本は、春夏秋冬、色がどんどん変わる。春の新緑、秋の紅葉、冬の雪。大事なのは、大人が子どもたちに、そういう未来を残してあげる選択をすること。目を背けたり面倒くさいと感じたりするのではなく、意識しながら生きていくことが大切だと思う」と上村さん。
絵本の裏表紙に、こんな問いかけが記されている。
「このさきも ずーっとゆきを まもるため みんななら どうする?」
1650円。A4判、36ページ。小学館TEL03・3230・5126

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