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芥川賞の贈呈式で喜びを語る井戸川射子さん=東京都内
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芥川賞の贈呈式で喜びを語る井戸川射子さん=東京都内
芥川賞・直木賞を受賞した4人。井戸川射子さん(右)は兵庫県在住=東京都内
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芥川賞・直木賞を受賞した4人。井戸川射子さん(右)は兵庫県在住=東京都内

 第168回芥川賞、直木賞(日本文学振興会主催)の贈呈式が22日、東京都内で開かれ、受賞した4人の作家が登壇した。芥川賞の一人に選ばれた兵庫県出身・在住の井戸川射子さん(35)は「まだここにいることがうそみたいです」と喜びをかみしめた。

 「この世の喜びよ」で受賞した井戸川さんは詩人で、高校の国語教師でもある。式では「受賞した後の授業で生徒たちに『芥川賞の受賞者誰か知ってる?』と聞くと、みんな笑って拍手してくれた」と笑顔。編集者や家族らへの感謝を口にし、「嫌だ、怖いと思うことが多い。思い出を忘れていくこと、人が争うこと…。そういう怖さにあらがうために書いている。これからも一生懸命書いていく」と決意を述べた。

 選考委員の一人、山田詠美さんは「日常であってもありきたりでない世界に読者を連れて行ってくれる。これからの作品が楽しみ」と祝辞を述べた。

 「荒地の家族」で芥川賞を受賞した佐藤厚志さん(41)、直木賞を受賞した「地図と拳」の小川哲さん(36)、「しろがねの葉」の千早茜さん(43)もそれぞれ喜びを語った。

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