文化

  • 印刷
昨年開催された、第1回のKAKOGAWA MUSIC FESの会場=加古川河川敷(実行委員会提供)
拡大
昨年開催された、第1回のKAKOGAWA MUSIC FESの会場=加古川河川敷(実行委員会提供)
「KAKOGAWA MUSIC FES」に出演する花*花
拡大
「KAKOGAWA MUSIC FES」に出演する花*花
「アコースティックフェスティバル」に出演する矢井田瞳
拡大
「アコースティックフェスティバル」に出演する矢井田瞳
「KOBE SONO SONO」に出演する「くるり」
拡大
「KOBE SONO SONO」に出演する「くるり」
「KOBE SONO SONO」の出演者
拡大
「KOBE SONO SONO」の出演者

 春本番。多彩な音楽フェスが各地で開催される季節になった。今回は、兵庫県内で3、4月に開かれる個性的な三つの春フェスを紹介したい。ぽかぽか陽気の中、そよ風に揺られ心地よい音楽に身を委ねてみては?(藤森恵一郎)

■KAKOGAWA MUSIC FES(カコガワ ミュージック フェス)

<3月26日、加古川河川敷(加古川市加古川町河原)>

 散歩がてらふらりと寄れる地域密着型フェス。入場無料でチケットも不要だ。「加古川を音楽があふれる街に」と、地元愛が熱い音楽関係者らが昨年立ち上げた。

 河川敷に五つのステージを設け、総勢約50組のアーティストが登場する。音楽ユニット「ホフディラン」や神戸出身のギターデュオ「DEPAPEP」、「神戸の暴れ猿」の異名を持つロックバンド「KNOCK OUT MONKEY」などが名を連ねる。大トリは昨年に続き、高砂市出身の女性デュオ「花*花」が飾る。

 また、「カコフェスから大きな舞台へ巣立ってほしい」との思いを込め、地元のアマチュアを対象にオーディションを事前に実施。姫路や加古川などから約80組の応募があり、えりすぐりの10組が当日ステージに上がる。新たに造るアイドルステージには、姫路拠点の「KRD8」「WT☆Egret(ホワイトイーグレット)」など10組が出演する。

 ハンバーガーやピザなどのキッチンカー18台、飲食25店、雑貨8店の計51店も集結。地元で音響会社を営む実行委員長、一角博司さん(64)は「フェスから音楽文化を街全体に波及させたい。ごはんを食べに来たついでに音楽を聴いてもらっても。子どもからお年寄りまで気軽に来てほしい」と話す。午前10時開演。実行委TEL080・1290・9586

■アコースティックフェスティバル

<4月15日、神戸三宮・元町エリア>

 「神戸の街を音楽で盛り上げよう」と、2014年から開かれているサーキット型フェス。昨年まではトアロード周辺を舞台にしていたが、今年は三宮にも拡大する。

 ライブハウス「VARIT.」をはじめ、東亜ホール、北野工房のまちなど9カ所が会場となる。阪急神戸三宮駅東口北側の「サンキタ広場」はフリー会場に。アーティストの公開インタビューブースやカフェの出店がある。

 主催は、神戸をはじめ兵庫ゆかりのアーティストに強い「Kiss FM KOBE」。過去にはあいみょんらも出演しており、有望な新鋭をいち早くチェックできる。

 フェス開始当初は会場がカフェ中心だったため、演奏はアコースティックがメインだったが、近年はライブハウスが増加。今年は弾き語りのほかバンドやDJなど幅広いジャンルの出演者がそろう。シンガー・ソングライターの矢井田瞳やSEAMO、音楽ユニット「orange pekoe」など48組が盛り上げる。

 Kiss FMにお薦めする兵庫県出身の出演アーティスト3人を聞いたところ、中学生シンガーのLay、シンガー・ソングライターの門脇更紗、ラップアーティストのさなりを挙げてくれた。

 今年はさらに新しい企画も。14~16日にレストランやカフェなど対象の約20店舗でフェスのパスを提示すると、ドリンクやデザートのサービス、割引を受けられる特典を用意した。

 Kiss FMの編成・広報担当デスク朝田真友さんは「お目当てのアーティストのライブはもちろん、新しく出合う音楽、フード、お店など神戸の街全体を楽しんでください」と呼びかける。午後0時半開演。チケット(前売4800円、配送料660円)はイープラスで販売中。

■KOBE SONO SONO(コーベ ソノ ソノ)

<4月8日、道の駅神戸フルーツ・フラワーパーク大沢(神戸市北区大沢町上大沢)>

 色とりどりの花や緑であふれ、洋館ホテルや遊園地もある道の駅に新しいフェスが誕生する。シンガー・ソングライターの安藤裕子や藤原さくら、ロックバンドの「くるり」、神戸で結成された「The Songbards(ザ・ソングバーズ)」など14組がステージを彩る。

 企画したプロデューサーの神戸直人さん(32)=キョードーグループ=は神戸市垂水区出身。「ライブだけに特化しない、いろいろなカルチャーを楽しめるフェスを神戸でやりたいと思っていた。会場は理想的で、非日常を感じられる空間」と語る。

 イベント名は、庭園の「園」と芸術家の集まりを意味する「苑」を合わせた、「園苑」から名付けたという。

 神戸の特産物やショップを中心に、飲食やアパレル、雑貨などの出店が充実し、家族でのんびりと過ごせそうなフェスだ。神戸さんは「BGM感覚で音楽を聴きながら、おいしい食べ物やお酒を楽しんでもらえれば。ゆるい雰囲気の中にアクセントになるバンドも入れた。もちろんライブそのものも存分に楽しめる」と、ラインアップの狙いを語る。

 午前11時開演。チケット(一般8800円、大学生・専門学生7800円、中高生4400円)はイープラスで販売中。小学生以下は無料。

文化フェス主義!東播神戸
文化の最新
もっと見る
 

天気(10月4日)

  • 26℃
  • ---℃
  • 60%

  • 26℃
  • ---℃
  • 60%

  • 26℃
  • ---℃
  • 50%

  • 24℃
  • ---℃
  • 60%

お知らせ