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展示された巨大な「ネコバス」=神戸市中央区京町、神戸市立博物館((C) Studio Ghibli)
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展示された巨大な「ネコバス」=神戸市中央区京町、神戸市立博物館((C) Studio Ghibli)
「カオナシ」と撮影できるスポット=神戸市中央区京町、神戸市立博物館((C) Studio Ghibli)
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「カオナシ」と撮影できるスポット=神戸市中央区京町、神戸市立博物館((C) Studio Ghibli)
「にせの館長室」で仕事をする湯婆婆も見られる=神戸市中央区京町、神戸市立博物館((C) Studio Ghibli)
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「にせの館長室」で仕事をする湯婆婆も見られる=神戸市中央区京町、神戸市立博物館((C) Studio Ghibli)
歴代の作品ポスターが展示された会場=神戸市中央区京町、神戸市立博物館((C) Studio Ghibli)
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歴代の作品ポスターが展示された会場=神戸市中央区京町、神戸市立博物館((C) Studio Ghibli)

 スタジオジブリの制作の舞台裏を紹介する「ジブリパークとジブリ展」が、神戸市立博物館(神戸市中央区)で開かれている。宮崎吾朗監督の作品「コクリコ坂から」「劇場版 アーヤと魔女」を中心にアニメ作りの工程や模型などを展示。実際に乗れる「ネコバス」もあり、大人から子どもまでが一緒に楽しめる作品展になっている。6月25日まで。(津田和納)

 全国5カ所を巡回しており、関西では唯一。2022年に愛知県長久手市に開園した公園施設「ジブリパーク」の制作現場を指揮してきた吾朗監督の構想や作品への熱意を、手書きの資料や模型などを通して感じることができる。

 まず来場者を迎えるのは、「千と千尋の神隠し」の電車に乗るカオナシ。夕暮れから夜に移りゆく背景映像を背に、カオナシと電車に乗るひとときを体験できる。足を進めると、「となりのトトロ」からネコバスが登場。ジブリファンでなくとも大興奮の大きさで、ふかふかの座り心地や表示される行き先など細かな点を確かめてほしい。

 吾朗監督の作品に焦点を当てたコーナーでは、作品づくりの裏側を公開。着想を得た海外の写真集や画集、アニメーターによるキャラクターデザインのラフ画が並ぶ。「劇場版 アーヤと魔女」からは、吾朗監督の作業机を再現したセットや3DCGアニメーションの作り方が紹介され、より深く作品に触れることができる。

 続いて、「アニメーションの世界を本物に」をテーマにした展示では、「となりのトトロ」の主人公たちが住む家を5分の1スケール模型で再現した。時代考証や技法の検証を経て、大工や職人らと作り上げた家造りの流れを解説付きで見られる。

 最後には、ジブリパークでも人気の展示物「にせの館長室」から仕事に没頭する湯婆婆(ゆばーば)が姿を現す。写真撮影ができるエリアも多く、ジブリの世界に入り込んだ気持ちが楽しめる。

 午前9時半~午後5時半。入場予約制。月曜休館。一般1800円、大学生と神戸市在住の65歳以上900円、高校生以下は無料。問い合わせ窓口TEL0570・00・0995

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