姫路市出身・在住の現代美術家、木原幸志郎さん（２６）と健志郎さん（２６）の２人展が１５～２７日、大阪・梅田の阪急メンズ大阪で開かれる。一卵性双生児の２人はそっくりの外見で常に一緒に行動し、作風は大きく異なるが、制作過程には共通点がある。「自然と共鳴する部分が出てくると思う。会場がそういう空間になることを楽しみにしている」と声をそろえる。（上杉順子）
兄の幸志郎さんは抽象的な立体造形にカラフルな塗料を注ぎ、その写真を基に写実的に描く。弟の健志郎さんはおもちゃで作ったジオラマを撮影し、それを描く。「立体作品を造って撮影し、その写真を基に描く」という共通点がある。
