「澤田柳吉~日本初のショパン弾き」
「澤田柳吉~日本初のショパン弾き」

 ピアノの詩人、フリデリク・ショパン(1810~49年)。多くの人に愛される彼の曲を得意とするピアニストは敬意を込めて「ショパン弾き」と呼ばれる。その「日本人最初」とされる人物の足跡をたどる「澤田柳吉~日本初のショパン弾き」を、京都市立芸術大学の多田純一客員研究員が出版した。日本にショパンを広めた澤田の生涯はそのまま「日本のショパン受容史」でもある。