「雁風呂」の上演に向け、現代にも伝わりやすい構成を考えているという桂文珍=大阪市中央区難波千日前、なんばグランド花月(吉本興業提供)
「雁風呂」の上演に向け、現代にも伝わりやすい構成を考えているという桂文珍=大阪市中央区難波千日前、なんばグランド花月(吉本興業提供)

 芸歴55周年を迎える桂文珍が8月8日、なんばグランド花月(大阪市)で独演会を開く。古典の「雁風呂(がんぶろ)」を現代風にアレンジするほか、創作落語も上演。55年は節目だが「通り過ぎた信号を思い出しても仕方がない。落語に恋しているから、新しいネタに出合うと恋人を見つけた感覚。ウケてもかわいい、いまいちでもええなあと思ってます」と笑う。