野心に燃える芸術家エド・クレバンを演じる筧利夫
野心に燃える芸術家エド・クレバンを演じる筧利夫

 俳優の筧(かけい)利夫が主演するミュージカル「クラスアクト」が26日、神戸・三宮の神戸国際会館で上演される。ブロードウェーミュージカルの名作「コーラスライン」の作詞家エドワード(エド)・クレバンの成功と挫折の生涯を、エド自身が作詞・作曲した名曲で彩る。(小尾絵生)

■「楽曲が醍醐味、笑って泣ける」 26日、神戸

 エドは作曲家としての大成を夢見ながら、「コーラスライン」でアメリカ演劇界の最高峰トニー賞を受賞し、作詞家として名声を得た。筧は「音楽をゼロから生み出すより、曲から詩を生み出す受け手としての才能があった人」と解釈。「繊細で、悪夢や妄想に悩まされたエドにとって音楽は癒やしだったはず」と分析する。