北欧フィンランドの伝統装飾・ヒンメリの作品展「KIITOS(キートス)」(神戸新聞社後援)が、淡路市多賀の「土のミュージアムSHIDO(シド)」で開かれている。同市のヒンメリ作家煙山(けむりやま)昭子さん(64)が手がけた多彩な作品が、土壁の会場でゆらめき、心地よい空間をつくり出している。(内田世紀)
煙山さんは岩手県出身。福島市でひきこもりや不登校に悩む若者の自立支援に取り組んでいた2011年、東日本大震災に遭った。福島第1原発事故による放射線被害を懸念し、事業の継続を断念。同年8月、夫と淡路市に移住した。
「光のモビール」と呼ばれるヒンメリは、乾燥したライ麦のわらを切り、糸でつないで多面体などを作る装飾品。煙山さんは16年に神戸の展示会でヒンメリと出合い、その繊細な美しさに「一目ぼれした」。大麦の健康効果を伝える講座を開いていたことから、自宅近くで大麦の栽培を始め、収穫したわらを使って自分でも作り始めた。























