「秘儀-GOLD SHOWER」の一場面(提供・井上嘉和撮影)
「秘儀-GOLD SHOWER」の一場面(提供・井上嘉和撮影)

 他に比べようもない、格別の舞台だった。その余韻に今も浸っている。「秘儀-GOLD SHOWER」が8月24、25日、神戸市灘区六甲山町の新池(トレイルエリア)で上演された(記者は25日に鑑賞)。

 神戸・六甲山上で毎年開催される現代アートの祭典「神戸六甲ミーツ・アート」のオープニングパフォーマンスで、俳優・ダンサーの森山未來が昨年に続きプロデュース。今年は「大駱駝艦(だいらくだかん)」主宰の舞踏家で俳優も務める麿赤兒(まろあかじ)と、フランスの俊英コンテンポラリーダンサーで振付家のフランソワ・シェニョーを招き、2人が2020年に初演した「GOLD SHOWER」を再構成した。舞台は新池の真ん中に浮かぶように設けられた川俣正の作品「六甲の浮橋とテラス」。