■46歳、イタリアオペラ「運命の力」など
豊かな声量と柔らかな声質で評価が高いテノール歌手笛田博昭が11月3日、大阪市の住友生命いずみホールでリサイタルを開く。今月46歳を迎え、歌手として脂が乗る中「若い時にはやってこなかった少し重めの声質のものに取り組んでいきたい」と語る。ベルディの「運命の力」より「天使のようなレオノーラ」など、得意とするイタリアオペラの曲を披露する。(藤森恵一郎)
名古屋芸術大学大学院を修了。イタリアへ留学して数々の国際コンクールで受賞し国内外で活躍する。今夏は兵庫県立芸術文化センター(西宮市)の佐渡裕芸術監督がプロデュースしたオペラ「蝶々夫人」でピンカートンを好演した。