国内外から劇団やアーティストが集い、豊岡市を中心に多彩な舞台芸術を繰り広げる「豊岡演劇祭2025」が11日、開幕した。同市在住の劇作家、平田オリザさんがフェスティバルディレクターを務め、23日までの会期中に82団体が85演目を披露する。
同演劇祭は2020年に始まり、21年は新型コロナウイルス禍で中止され、22年に再開した。5回目の今回は兵庫県新温泉町も会場に加わり、但馬3市2町全域で展開する。
招待演目などの「公式プログラム」と公募形式の「フリンジプログラム」があり、国内外で活躍するアーティストが劇場やビーチ、列車などを舞台にパフォーマンスを繰り広げる。
初日は、豊岡市城崎町でオープニングセレモニーがあり、パフォーマンスグループ「トゥーアールマンション」や豊岡室内合奏団などが出演した。平田さんは「日常のそこかしこに演劇があると感じてもらえたら」と話している。
チケットが完売したプログラムもある。同演劇祭フェスティバルセンター(午前10時~午後6時)TEL0796・34・9525(大高 碧)