ビワの表面に黒いカビを発生させ、商品価値を落とす害虫が淡路島で増えている。カメムシの一種「ビワキジラミ」。2012年に徳島での国内初確認後、兵庫県では17年に見つかった。農薬散布が有効だが、樹高は高く重労働で、廃園の一因にもなっている。県病害虫防除所(加西市)は「放棄園で増殖することもあり根絶は難しいが、地道な農薬散布を続けるしかない」と苦慮している。(三宅晃貴)
ビワの表面に黒いカビを発生させ、商品価値を落とす害虫が淡路島で増えている。カメムシの一種「ビワキジラミ」。2012年に徳島での国内初確認後、兵庫県では17年に見つかった。農薬散布が有効だが、樹高は高く重労働で、廃園の一因にもなっている。県病害虫防除所(加西市)は「放棄園で増殖することもあり根絶は難しいが、地道な農薬散布を続けるしかない」と苦慮している。(三宅晃貴)