みなと銀行の企業訪問ツアーで、播磨地域の工場を工場を見学する大学生=2022年8月、加西市(みなと銀行提供)
みなと銀行の企業訪問ツアーで、播磨地域の工場を工場を見学する大学生=2022年8月、加西市(みなと銀行提供)

 みなと銀行(神戸市中央区)は、兵庫県内のホテルやレジャー業界への就職を目指す大学2、3年生を対象にした企業訪問バスツアーを企画し、参加者を募っている。地元に就職する大学生を増やす狙いで、洲本市のホテルニューアワジと三木市のネスタリゾート神戸を2月19日に訪れる。

 同日午前10時から約2時間、ニューアワジで館内の見学やクルーザーへの乗船などを体験し、同社の木下学社長から仕事の魅力を聞く予定だ。午後2時にはネスタに移動し、見学後に新しいアトラクションを体験してもらう予定という。

 みなと銀は2021年度から、大学生や高校生を対象に県内各地の企業ツアーを企画しているが、観光業に特化したのは初めて。銀行本体ではツアーを主催できないため、業務は旅行会社に委託する。

 みなと銀観光推進室は「深刻な人手不足は、観光による経済活性化の速度を落としかねない。学生が地元企業への就職を選択肢に入れるきっかけになれば」とする。

 動きやすい服装で参加する。昼食付き。ツアーの費用は見学先の2社が負担する。定員15人で、応募多数の場合は抽選。2月9日締め切り。申し込みは神戸新聞旅行社TEL078・362・7174(平日の午前9時半~午後3時)

(高見雄樹)