開港記念日を祝い、横断幕を広げる航空会社などの社員ら=神戸空港
開港記念日を祝い、横断幕を広げる航空会社などの社員ら=神戸空港

 神戸空港は16日、18回目の開港記念日を迎えた。運航する航空5社や空港を運営する関西エアポート神戸の社員、神戸市の職員ら計約30人が駐機場で感謝を伝える横断幕を広げ、手を振って乗客を見送った。直行便が飛ぶ長野、青森県の関係者を招いた「就航地連携観光サミット」もあった。

 サミットは公益社団法人ひょうご観光本部が主催。両県の観光地域づくり法人(DMO)や学生団体を招き、兵庫や就航地の観光関係者ら約80人が集った。

 パネル討議では、神戸観光局の中西理香子専務理事と長野県観光機構パブリック事業部の岩本文成さんが観光施策を語り合った。中西さんは、大規模な会議や展示会などの誘致に触れ「遠方からの来訪者の長期滞在が期待できる」と強調。岩本さんは、首都圏の小学生向けに行う夏冬のキャンプが人気とし「長野のファンを増やして将来の市場をつくりたい」と話した。

 フジドリームエアラインズ(FDA)の青森-神戸線で交流する兵庫、青森両県の学生団体も発表。学生が交流先の地元を互いに訪ね、考えた旅行プランを体験し合う新しい旅の形を提案した。(大島光貴)