新温泉町千谷の「おもしろ昆虫化石館」に展示しているミツバチの化石が新種だったとする論文が10月に発表され「タジマミツバチ」と命名された。1999年6月、同町海上(うみがみ)の約250万年前の地層から発見され、ミツバチ亜属の化石では世界最古という。同館では5月にもチョウの展示化石が新種と判明したばかりで、かつて「昆虫化石の宝庫」とされた地域が再注目されている。(長谷部崇)
昆虫化石に詳しい慶応義塾幼稚舎の高橋唯教諭が昨年春から同館を訪れ、標本を研究した。展示コーナーの片隅にあったミツバチに目を付け、現生ミツバチを専門とする京都産業大学の高橋純一准教授と調べた。
























