神戸・六甲アイランドの大型複合施設「神戸ファッションプラザ」の商業棟に3月1日、商業施設「ROKKO i PARK(ロッコウアイパーク)」がオープンする。映画館の閉館を機にした閉鎖から、6年ぶりの全面再開となる。29日にプレオープンし、近隣住民らが真新しい娯楽施設や買い物を楽しんだ。
地上9階建ての3~8階を先行開業。8階には兵庫県初上陸のスポーツ娯楽施設「神戸スーパースタジアム」が入る。バンダイナムコアミューズメント(東京)が企画し、忍者気分で障害物を越える屋内最大級の「ニンジャレースグレート」、画面に現れる猛獣をよけるゲーム、カートなど22のアトラクションを設ける。
3~5階でドラッグストアのキリン堂、100円ショップのダイソー、高品質工具のファクトリーギアが開店。6、7階では神戸のスポーツの歴史などをパネルで紹介する。1、2階に進出する食品スーパーのヤマダストアー(兵庫県太子町)は5月開業の見通し。
商業棟は1997年に専門店街として開業したが、集客が落ち込み2018年に全店舗が閉鎖。19年に廃棄物処理大手の大栄環境(本部・神戸市東灘区)が建物を取得し、テナントを誘致してきた。施設を委託運営するSCコミュニケーションズ(同市中央区)は「周辺からも集客し、六アイの活性化につなげたい」としている。(横田良平)