業務用食品卸のトーホー(神戸市東灘区)は18日、事業撤退する食品スーパー「トーホーストア」で譲渡先が未定だった店舗のうち、6店舗の譲渡先が決まったと発表した。流通大手バローホールディングス(HD、岐阜県)傘下の中部薬品(同県)とドラッグストアを展開するゴダイ(姫路市)に各3店舗を譲渡する。
同日付でそれぞれ事業譲渡契約を締結した。譲渡価額は計約8100万円。
中部薬品には、いずれも神戸市内の西長田店(1月31日閉鎖)、ポーアイ店(閉鎖日未定)、阪神大石駅店(同)を譲渡。「V・ドラッグ」の屋号でドラッグストアとなる見通し。バローHDへの譲渡店舗は計16店舗となった。
ゴダイには、神戸市の名谷北落合店と、みかたプラザ店(いずれも3月末までに閉鎖)、明石市の大久保駅前店(閉鎖日未定)を譲渡。ゴダイ側は「食品カテゴリーを強化した店舗として運営する予定」とした。
トーホーは、現在営業中で譲渡先が未定の6店舗について「今後も可能な限り譲渡先を検討する」としている。(広岡磨璃)