厚生労働省は19日、全国約3千の定点医療機関から8~14日の1週間に報告されたインフルエンザの感染者数は計14万2434人で、1機関当たり36・96人だったと発表した。前週比0・96倍で、3週連続で減少したが、警報レベルとされる1機関当たり30人を5週連続で超えた。

 都道府県別で1機関当たりの感染者数が最も多かったのは宮崎の99・93人。福岡75・39人、鹿児島75・14人が続いた。四国、九州地方など西日本での増加が顕著となっている。

 少なかったのは、秋田13・28人、沖縄14・16人、東京17・80人など。東日本は減少が目立つ。

 休校や学年閉鎖、学級閉鎖となった小中高校は計5416校で、前週より370校ほど減った。

 今季は、全国平均で警報レベルを超えるのが昨季より5週早かった。A香港型(AH3型)のうち、新たな変異株「サブクレードK」が広がっている。