関西最大のピーマン産地として知られる但馬地域で、現在600トン前後の出荷量を千トンへ拡大する「1000トンプロジェクト」に、生産者と関係機関が取り組んでいる。近年、出荷量は伸び悩んでいるが、平均単価の上昇などで2023年度の販売金額は、最も栽培が盛んな豊岡市但東町で過去最高となった。懸案だった青枯病対策にも取り組み、目標の早期達成が視野に入ってきた。また23年6月には、実を選別・包装する「選果場」の新施設が稼働し、処理能力も1・3倍となった。
但馬地域は、166戸が12・2ヘクタールで栽培する関西最大のピーマン産地。地元ブランド「たじまピーマン」は、実が肉厚でピーマン特有の苦みが少ないという。