オーケーが出店に向け着工した、県道192号「尼宝線」沿いの用地=尼崎市南武庫之荘11
オーケーが出店に向け着工した、県道192号「尼宝線」沿いの用地=尼崎市南武庫之荘11

 首都圏を地盤とするスーパーのオーケー(横浜市)が2025年中にも、兵庫県内へ初出店することが分かった。少なくとも尼崎市と神戸市垂水区の2カ所で店舗用地を取得し、尼崎では既に着工している。同社は、関西で出店を進める考えで、「兵庫では、26年3月期以降、神戸以東の人口密集エリアで続々と出店したい」としている。

 オーケーは21年、関西スーパーマーケット(現関西フードマーケット、伊丹市)の買収を図ったが、阪急阪神百貨店などを傘下に持つエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングとの争奪戦に敗れ、断念した経緯がある。今年11月に予定する大阪府東大阪市への出店を皮切りに、自前での関西進出を進める。