【北京共同】中国が海軍と海警局の多数の艦船や警備艇を東アジアの海域に展開しているとロイター通信が5日までに報じた。計100隻規模とされ、台湾有事に関する高市早苗首相の国会答弁以降に展開を本格化。中国は首相答弁に反発しているほか、台湾が防衛強化で特別予算を組んだことにも不満を示しており、台湾周辺での軍事演習実施が懸念される。
複数の情報当局者の話を基にした報道によると、東アジア海域で一時は100隻を超える中国船が展開し、4日時点で90隻以上が確認された。黄海の南部から東シナ海、南シナ海、太平洋にかけて活動している。
中国が通常の数を上回る艦船などの派遣を始めたのは11月14日以降とされる。この時期に中国は高市氏の答弁撤回を求めるようになり、中国外務省が訪日自粛を呼びかけたほか、日中両国が双方の大使を呼び出して抗議した。

























