電車車両に農産物を積み込む「神鉄食彩館 新開地店」の従業員ら=神戸市北区藤原台中町1、神戸電鉄岡場駅(神戸市提供)
電車車両に農産物を積み込む「神鉄食彩館 新開地店」の従業員ら=神戸市北区藤原台中町1、神戸電鉄岡場駅(神戸市提供)

 神戸市北区などで採れた野菜や果物を神戸電鉄(神戸市兵庫区)の車両に積み込んで都市部まで運ぶ「貨客混載」の実証実験が、1月中旬から始まった。同市では2022年以降、神姫バス(姫路市)などによる貨客混載の実証実験が始まっているが、民間の鉄道事業者が実施するのは今回が初めてという。(三宅晃貴)

 神鉄沿線の魅力向上を図る神戸市と神鉄の「リノベーションに関する連携協定」の一環。乗客の減少でスペースができた車両を有効活用するとともに、地元産の野菜を都市部の住民に知ってもらう狙いがある。